【Excel VBA】Msgbox関数の使い方(1)
VBAの勉強を始めまして、少し継続しています。
これまで以下の流れでVBAの使い方を勉強してきました。
- 開発タブの表示方法
- VBA編集画面の表示方法
- プログラム入力と実行方法
- VBA入力支援機能の確認
プログラムの入力と実行では、プログラムを実際に実行し、メッセージボックスに文字列を表示できることまで確認しました。
今回は、その時に使用したMsgbox関数の使い方を少し学んでみようと思います。
Msgbox関数
メッセージとボタンを表示し、押下ボタンに応じた数値を返す関数です
Msgbox構文
構文=MsgBox(prompt[, buttons][, title][, helpfile, context])
引数 | 省略可否 | 内容 | ||
prompt | 省略不可 | メッセージを指定 | ||
buttons | 省略可 | ボタンを指定 | ||
title | 省略可 | ダイアログボックスのタイトルを指定 |
※helpfileとcontextは十分理解できず割愛
※buttonsを省略し、titleのみの入力は不可?
メッセージの改行
改行=vbCrLf
Public Sub test()
MsgBox "Hello" & vbCrLf & "Goodbye"
End Sub
改行に必要な文字列は "vbCrLf" だけですが、前後に "&(アンバサンド)" を挿入するのを忘れないようにします。上記プログラムを実行すると、以下の表示になります。
ボタンの指定
表示するボタンの種類
定数 | 値 | 表示ボタン | ||
vbOKOnly | 0 | [OK] | ||
vbOKCancel | 1 | [OK]、[キャンセル] | ||
vbAbortRetryIgnore | 2 | [中止]、[再試行]、[無視] | ||
vbYesNoCancel | 3 | [はい]、[いいえ]、[キャンセル] | ||
vbYesNo | 4 | [はい]、[いいえ] | ||
vbRetryCancel | 5 | [再試行]、[キャンセル] |
表示するアイコンの種類
定数 | 値 | 表示アイコン | ||
vbCritical | 16 | 警告メッセージ | ||
vbQuestion | 32 | 問い合わせメッセージ | ||
vbExclamation | 48 | 注意メッセージ | ||
vbInformation | 64 | 情報メッセージ アイコン |
標準ボタンの設定
定数 | 値 | 標準ボタンの設定 | ||
vbDefaultButton1 | 0 | 第 1 ボタン | ||
vbDefaultButton2 | 256 | 第 2 ボタン | ||
vbDefaultButton3 | 512 | 第 3 ボタン | ||
vbDefaultButton4 | 768 | 第 4 ボタン |
戻り値(押下ボタンに応じて返される数値)
定数 | 値 | 説明 | ||
vbOK | 1 | [OK]ボタンが押された | ||
vbCancel | 2 | [キャンセル]ボタンが押された | ||
vbAbort | 3 | [中止]ボタンが押された | ||
vbRetry | 4 | [再試行]ボタンが押された | ||
vbIgnore | 5 | [無視]ボタンが押された | ||
vbYes | 6 | [はい]ボタンが押された | ||
vbNo | 7 | [いいえ]ボタンが押された |
実行例
Sub test()
Dim test As Integer
test = MsgBox("本当に宜しいですね?", vbOKCancel + vbCritical, "警告")
End Sub
上記プログラムを実行すると、以下の表示になります。
以上で、Msgbox関数の使い方を終了します。If文などの条件分岐と組み合わせることで、実際には使用していくことになりますが、もう少し勉強してみてから更新する予定です。
なお、過去記事は以下。